8月から例のアレで、車検でヘッドライト検査がより大変に。

ご存知の方も多いかと思いますが、車検時のヘッドライト検査が今月からついに全国統一でロービームのみに完全移行しました。(平成10年9月1日以降に製作された車で一部車両を除く)

経緯は長いので調べていただくとして、30年近くも続いた措置が終わったので実際の現場はもう大変で、車検で不合格になるケースが急増中です。今週は、L880コペン×2台、L175ムーヴ、U62Tミニキャブの4台が不合格で対策必要でした。実際にどのような事になっているのか少し紹介させていただきます。

⚫︎L880 ハロゲン(H1)純正バルブ 光量不足NG(レンズの曇りあり)

・レンズを磨きまくるも光量不足(内部のプロジェクターレンズの汚れも影響してそう)
・社外LEDバルブ取付テスト。相性が悪いバルブで、光量以前に光軸が完全NG。
・ダメ元でハロゲン(H1)新品バルブを取付テスト。基準ギリギリの光量になり何とか合格。

【今後の対策方法】
※レンズユニット新品交換。
※相性の良いバルブを探し続ける(試し続ける)

⚫︎L880 HID(D2S) 社外LEDバルブ 光量不足NG(レンズの曇りあり)

・レンズを磨きまくり、右側は合格範囲になるも左側は光量不足。
 (内部のプロジェクターレンズの汚れも影響してそう)
・純正D2Sバルブに交換してみるも光量変わらず光量不足。
・入庫時に元々付いていた社外 LEDバルブの光量に左右差があった為、試しに左右を入替してみたところ、右が少し暗くなったが代わりに左側は少し明るくなり基準ギリギリで合格。

【今後の対策方法】
※レンズユニット新品交換
※バラスト交換(可能性)
※ハロゲンユニットへの交換。(バラスト不良などの不安から解放される)

⚫︎L175 HID(D4S) 純正バルブ 光量不足NG(レンズの曇りあり)

・レンズを磨きまくり、右側は合格範囲になるも左側は光量不足&光軸不安定。
 (内部のプロジェクターレンズの汚れも影響してそう)
・純正D4Sバルブに交換してみるも変わらずNG。
・社外D4Sバルブに交換してみると何とか基準ギリギリの光量に。ただし、点灯後しばらくすると光軸が不安定になる症状は変わらない為、点灯タイミングを逆算して何とか合格。

【今後の対策提案】
※レンズユニット新品交換。
※光軸調整ユニットの交換(光軸不安定の症状がある為)
※相性の良い社外バルブへの交換

⚫︎U62T ハロゲン(H4) 社外の青色着色バルブ 光量不足(レンズ曇りあり)

・レンズを磨きまくるも光量不足。
・社外LEDバルブに交換して余裕で合格。(H4は比較的相性の良いバルブが多いイメージです)

青色の着色バルブは点灯時の色は確かに白っぽくなるのですが、光量は無着色のバルブより低下するものしか見た事がないです。。。

【今後の対策提案】
※レンズユニット新品交換。


以上のような感じで、実際にどこまでやれば合格レベルになるのか分からないので現場は大変です。バルブ交換もL880コペンのように狭くて作業性が悪い車は大変で、手に傷を負う事も珍しくないし、、、。

他にも光量不足になる原因は色々ありま情報も多いので調べてみてもらうとして、

・プロジェクターレンズの汚れ(殻割りしないと掃除不可)
・バルブ取付不良(作業性の悪い車は特に)
・バラスト劣化(いっそ壊れて点灯しない方が原因がわかりやすい)
・ハーネス劣化(これも発見しづらい)
・発電不良
・ライトの固定そのものの不具合(事故修理が不完全で取付位置が狂っている等)

などは経験してきました。

そして、ライトの劣化には車の使用環境(ライトの点灯時間、直射日光や紫外線の当たる量や時間、使用バルブ、保管場所の温度や湿度、など)によりかなりの差が出ますし、バルブも今主流の「ハロゲン・HID・LED」はそれぞれ一長一短あるので、人(目的)によってベストがかなり変わります。

レンズは磨いても、割と短期間でまた曇る場合が多い(コーティングも半端なものは持ちがイマイチ)ので新品交換がベストですが、廃盤になっていたりとんでもなく値上がりしてたりしてるケースもあって、乗り続けたいユーザー様は本当に大変な思いをしてらっしゃる方も多いかと思います。

いよいよになれば、ライト殻割りしてリフレクターにメッキをかけ直す方法もあるかもしれませんが、リスクも費用も時間もかなり増えるし、そもそも受けてくれる所があるのかどうか。。。

ヘッドライトが劣化している車の車検は、覚悟していただく必要がありますね。。。

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