フェラーリ 348tb 片バンク不調、半ドア症状、他

エンジン不調と、半ドア状態になりドアが閉まらなくなってしまう症状の修理ご依頼です。

定番の片バンク不調です。

ヒューズやリレーの接触不良など簡単に点検できる所から始まり、エアフロやIGNコイルなど電装品もテスターでチェック。電圧はちゃんとかかっているものの、どうも燃料ポンプが動いてなさそう。

しかし、最終的は作動判断は結構コレに頼ります。聴音機。

当たりです。左は作動音がするものの、右は全くしません。

ポンプ以外にも、ハーネスのターミナルブーツもボロボロでした。

ポンプ取り寄せ。60mmが付いていましたが、今は53mmしかないとのこと。純正53mmポンプが1個11万円ほどですが、今回は代替品でそこまではしません。
仮に純正使っても、大して耐久性良くないので同じだと思っています。。。(違ってたらごめんなさい)

あと、やった事はないですが加工して日本製ポンプにした方が圧倒的に長持ちするんだろうなぁとは思います。

ポンプ径が変わるのでポンプガスケットも変更です。
約29000円×2で58000円ほどでした。

今回、一番割高だと感じたのがこのOリング。1個21500円ぐらいでした。。。
(ポンプ2個なのでOリングだけで43000円ほど。。。)



日本のメーカーで調べて、燃料用でバッチリ使えるものを探出しました。
1個数百円レベルで済む上、おそらく(この当時の)フェラーリ純正よりも高品質なんじゃないかと思います。特に燃料系や電装系をはじめ、ベルトやベアリングなど日本製に置き換えられるものはどんどん置き換えたいです。

ターミナルブーツはフェラーリ純正を取り寄せましたが、これも日本製の方が良かったかも。ま、経験を積んでいきます(^^;

続いて半ドア症状の修理です。

ドアハンドルからアクチュエータに繋がるワイヤーが固着していたのが原因でした。

内部の錆でワイヤーが固着していました。

純正は廃盤なので、今回は汎用ワイヤーを加工して修理しました。
とてもスムーズな作動となりました♪

ついでにエンジンオイルとミッションオイルのご依頼も追加。

オイルタンクとオイルパンの2ヶ所から抜き取ります。オイルタンクのドレンボルトは規定トルクでの締め付けよりも、感覚を重視した方が良いと聞きました。確かにそんな感じですね。それは得意分野です♪

エレメントは純正を取り寄せ。フェラーリ専用!?のSSTがハマる形状ですね。

エレメントを外すとどうしてもオイルがミッション周りに溢れます。

養生して、

洗浄。

ミッション周りも、

洗浄♪

オイルは油温を上げて調整していきます。
今回はトータル11Lほどで丁度となりました。(抜き取り方とかで差が出ると思います)

続いてミッションオイル。かなり汚れた色です。

ミッションオイルの交換歴をお聞きした所、前オーナー様がお店に依頼して交換したとの事でしたが、その時の距離や年数にしては汚れ方が酷い。。。安易に断定は出来ませんが、経験上実際は交換されていないと感じました。。。

ミッションオイル量も規定量は4Lほどのようですが、信用していません(笑)
ゲージを見ながら実際の油量調整を行います。

なんだかんだありましたが全て完了し、エンジン始動。

ミッションオイルだけじゃなく、シフト周りのリンクやワイヤーにグリスアップした事もあり、シフトの入りもかなり改善されました♪

V8シングルプレーンの、フェラーリならではのとても美しいサウンドが復活♪
クラシックフェラーリは手間のかかる事も増えていると思いますが、やはりこの音を聴いただけで全てが吹き飛び、喜びを感じてしまいます♪

このエンジン音を軽でも手に入れたら面白いだろうなぁw

ご依頼、ありがとうございました。

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ポルシェ986 Boxster 修理

エンジン始動不能によりレスキュー。

スターター、オルタ、バッテリーなど複合要因でした。

リビルト品で対応。

ご依頼、ありがとうございました☆

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BMW M40d メンテナンス

オイルは日本国内基準のものは絶対使用しないでくださいとの事で、純正を取り寄せました。

欧州との規格の違いで、アレが一発で詰まるんですね。なるほど。。。

ご依頼、ありがとうございます☆

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ムルシエラゴ LP640 オイル交換、他

先週のアヴェンタに引き続きムルシです。

エンジン下部はカバーで覆われていない事と、ドレンボルトの本数が合計3本なのでアヴェンタより抜取りはラクですね。

ただし、、、

オイルタンクのドレンボルトはアンダーカバーに覆われていてサービスホールはあるのですが、サイズが小さくオイルがカバーに付きそうな事と、他のナットと共周りして捩ってしまいそうなので左側のアンダーカバーは外します。

これで抜取りしやすくなりました。でもステーを捩っては大変なのでベースナットをしっかり保持しながら緩めます。

撮影は出来なかったので画像では分からないですが、最初は少し水が出てきました。距離を走っていなくても長く交換していない場合は要注意ですね(汗

ドレンボルトにもその跡が見てとれますね。

ガスケットも全て交換。

オイルエレメントも。

エレメントのサイズも大きいですし、ドライスタートを防ぐ為にエレメント内を新油で満たしてから組付けます。これだけでも結構な量入ります。

オイルの注入口は画像の左奥の方にあり、非常にワイドなリアフェンダーの形状もあり作業者の腰に負担をかけます(笑)

なので、、、

ムルシ専用の

治具を作るべく、3Dスキャンでデータ取りです。。。

オイル量は、9Lだったとか11Lだったとか12Lだたっとか13Lだったとか、色々な情報を見かけますが、抜取り時の条件差とかもあると思いますので、やはり油面調整でゲージに合うまでというのがベストだと思います。今回は12L強入りました。調整方法はラベルがあるので助かります。油温やアイドル時間、エンジン停めてから測定まで、タイマー見ながら進めます。

無事完了です♪
ありがとうございました。


Lamborghini Murciélago LP640

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アヴェンタドール LP700-4 オイル交換、他

全高113cm、車幅203cm、シザースドアにV12エンジン、これぞというルックス。色も相まって実車は圧倒的な存在感です。車のイベントや専門店などでズラっと並んでいるのを見かけるよりも、日常の中で見かける1台の方が迫力を感じるのは気のせいでしょうか!?

何はなくともアンダーカバーの取外しからです。約20本のトルクスボルトを取り外します。これでようやく機関的なものが見えます。ちなみにプロバイルには堀ピットがあるので、車高の低いスーパーカーでもリフトアップせずに安心してオイル交換に臨めます(これは大変にありがたい)

ドレンボルトは複数あり、人により外す数は異なるようです。(ほとんど出てこない箇所もある為でしょうか) 見た目は同じでクーラントが出てくるボルトもあるので要注意ですね。一部のドレンボルトはサブフレームが邪魔で、それも取り外す必要があります。(画像は取外し後)

メインのオイルタンクから抜き取り。あと5ヵ所ほどから抜き取ります。

オイルエレメントは約6000円。ドレンボルトが1本8000円強なので、安く感じてしまいます。アンダーカバー脱着は必要ですが、L880Kコペンよりか交換作業そのものはラクです(笑)

ガスケットは一般的な国産車と同じくらいの価格ですね。

今回はWAKO’S 4CRをチョイスされました。オイル量は約13Lなので、オイル代だけで65000円オーバーですね。

ドライサンプなので、油量の測定手順には時間と気を使います。ただ、ポルシェよりは油温の上昇スピードが早くて冬場でも早く測定出来て助かります。

他、エア圧調整や点検をして、最後は診断機にてオイルリセット作業とエラーチェックです。

無事完了しました。
ありがとうございます☆

Lamborghini Aventador LP700-4

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アルトワークスRの4WD改FR公認取得

JAWS山本自動車さんのセンターデフとLSDを使用してのFR化です。

公認も取得済みです。

アルトについては良く知らないのですが、レアなワークスRとの事です。
コーションプレートで見分けが出来るとの事で、参照して見ると本物でした。

ありがとうございます。

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R35 GT-R Premium edition

ありがとうございました。

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S15シルビア、謎のトラブル

走行中にエンジン停止。

イグニッション電源は入るもののポンプなど動かず。
さらに、時々イグニッションキーを抜いても電源が切れない時もあり。

原因追求はかなり苦戦しました。

「ヒューズが切れている所があり交換してみると普通に動き絶好調。目視点検や診断機を繋いでも特に不具合はなし。何かしらの後付け電装品の不具合でたまたまショートでもしたのかと思い、配線をチェックするも問題なさそう。ようやく納車だと思い試運転に出たら症状発発生。。。」を3度くらい繰り返し、その都度レスキュー。。。

整備場で症状が出ず、公道では出るというかなり面倒くさいパターンです。
せめてもの、停車しても通行の妨げにならない場所を選べる田舎で良かったと思う所です。

なかなか辿り着かなかったのですが、結論から言うとエンジンECUの交換で解決しました。

ECUが先に壊れて他に不具合が出たのか、又は他に不具合が出てECUが故障したのかは、未だに不明です。。。

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ND ロードスター

中古車お買い上げいただきました。

ありがとうございます☆

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BCNR33 GT-Rのブレーキリフレッシュ

ブレーキローターの交換と同時に、

キャリパーのO/H

今では小さく感じるキャリパーですね。
今時の純正キャリパーがデカくて見慣れてしまったのもありますが(^^;

ピストンとキャリパーの材質の関係もあるのか、32〜34スカイラインのbremboキャリパーでピストンが固着しているのを見かけた事はないのですが、シールキットはやはり定期的に交換しておいた方が良いですね。

フロント。
ENDLESSのローターです。

リア。
パッドもENDLESSです。

ご依頼、ありがとうございました☆

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