987ケイマンの水漏れ修理(ウォーターポンプ)

ポルシェ・ケイマン(987)の水漏れ修理です。

ウォーターポンプからで、この頃の911(996)、ケイマン(987)、ボクスター(986)などで定番のトラブルのようですね。

クーラントの警告表示が出て、駐車場にも跡が残るぐらい漏れていたとの事で、任意保険のロードサービスを利用されて積載車で入庫。

(状況にもよりますが、事故やトラブルの場合は任意保険のロードサービスを活用されるのが費用的にも時間的にも得策になる事があります。保険でロードサービスが使える事をご存知ない方は、意外と多いです。保険の契約内容等を、もう一度読み直される事をオススメします)

さて、点検してみるとなかなか盛大に漏れています。

このカバーを外す時にいつもドキドキします(^^;



ホースの接続部から漏れているように見えますが、ポンプの軸周りから飛散して付いた跡です。

原因を特定するために見極めが大事になるポイントです。

ベルトのヒビ割れも発見したので、ついでに交換します(どうせ外しますから)


原因は予想どおり、ポンプのガタつき部からの漏れでした。

ポンプそのものは、比較的交換しやすいレイアウトだと思います。

が、

何せ冷却水量がハンパなく多い上にエアが抜けにくい構造なので、
エア抜き作業の方が圧倒的に時間がかかります(アクティといい勝負!?)


ポンプとサーモスタットも同時交換。

良く話し合った上で、今回はOEM品を選択されました。

どのぐらい持ってくれるでしょうか(^^;

LLCのエア抜きに約1日ですが、念の為2日間かけて行いました。


ブレーキパッド残量も警告表示も出ていたので点検。

ウェアセンサーが削れています。
残量警告の仕事をキッチリこなしてくれた訳ですね。

ダスト低減タイプのDIXCELのMを選択。

ローターも段付き摩耗があったため、同時交換。

新品ローターは安心感あります。

当然っちゃ当然ですが、ウェアセンサー取付穴があります。

フロントのウェアセンサーは左右で品番が違います。

比べてみると、微妙ですがハーネスの長さが違います。

これで当分安心して乗れますね。


ご依頼、ありがとうございました☆

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電スロの嫌な部分(C25セレナでエンスト、チェックランプ点灯) 

今や殆どの車両が電スロ化されていると思います。

メリットも多いと思いますが、今回は嫌な部分かと。

走行距離約11万kmのC25セレナでエンジンチェックランプ点灯でエンスト発生。

エンジンかけ直すとすぐにかかりアイドルも調子良い、

だがDレンジ又はRレンジに入れて、進もうとアクセルを踏むとエンスト。

実は、過去(約9万km時)にも同じ事があった車両なのですぐ原因は思い当たりまして、、、

診断機でエラーコード診てみると、やはり当たり☆


そう、スロットルです。

診断機的には、「スロットルセンサー系」と出ます。

本当にセンサーのトラブルなのか、それとも汚れが溜まったりで誤演算を起こしているのか。。。




センサー単品供給はなく、スロットルASSYで税抜94,700円。

以前はダメ元で洗浄してみて正常に戻りましたが約2万kmで同じ症状が再発したので、

今回は洗浄しても再発の可能性が高いかと。

新品はなかなか高額だけど、中古はかなりリスク高い。。。

相談の結果、、、

リビルト品

今回はリビルトを選択されました。

事例が多く需要が高いのか、リビルトも在庫ありで即日発送。

ただ、スロットルのリビルト品がどれほどのものかは、あまり感覚が掴めていません。


今回は幸い、クリープ状態ではエンストしなかったので、ノロノロでも安全地帯までどうにか自力移動が出来たそうですが、

クリープでエンストしてしまうと非常に厳しいですね。

この症状の場合、ワイヤー式のスロットルならアクセルさえ少し踏んでエンストせずに自走可能でしょうが、アクセル操作と必ずしも連動しない電スロならではですね。

ある程度距離を走っている場合は、予防で交換しても良いかもしれませんね。

ご依頼、ありがとうございました☆

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S211Pハイゼット ブレーキブースターの不調

中古車の注文販売で買っていただいたハイゼットジャンボ(S211P)のブレーキ不調です。

平成24年式で距離もそんなに出ていませんが、、、

ブレーキペダル操作が軽い時と重い時とがあります。

重い時は走るのはかなり危険な状態です。

キャリパー、ホイールシリンダー、マスターシリンダーの不良ではなく、
いかにもブースターが作動してない感じです。

バキュームホースを抜き差しした後は軽く好調で、工場内の移動レベルなら軽いままだったりしますが、公道でしばらく走ったりエンジンをかけ直すと重くなりダメです。

ブースターが完全にダメになっているのであれば重いままのはずですが、軽い時もあるのがクセモノです。

同業者さんやディーラーさんに聞いても同様の事例は経験ないとの事でしたが、ググってみると似たような症状でブースターを新品交換した事例が出てました。
(しかし、その事例では完全に直りきらなかったようです。)

新品ブースターは約30,000円(税抜)


良品中古でもあればテストしてみて原因をハッキリさせてから新品発注したいとこですが、
ABS付きで手持ちも無くタマ数も少ないみたいで中古品見つかりませんでした。


そして、S211系のブースター交換はダッシュを外してからブースターを取り外すまで結構面倒な構造なので出来るだけ1回の作業で解決したい。

届いた部品が不良であったにも関わらず良品だと思い込んでの迷宮入りは、時間も労力も金銭もかなりの無駄になるので、一番ローリスクな新品を発注しました。

結果、症状はしっかり改善され常に好調になりました♪
良かった♪

念の為、エンジンまでの負圧配管やホースも点検し、バキュームホースも交換。

似た事例で悩んでいる方は参考にしてみてください。

そして、

業者オークションを通じての購入でしたが、荷台が予想以上に汚いwww
(そこそこ深い傷もあり)

今時、荷台マットを敷かず使う方の方が珍しいかとw

鳥居の辺りも傷まみれですw

塗装でキレイに♪

ソリッドのホワイトかと思ってたらパールホワイトで塗装代ちょっと高いw

床面は傷が深い部分もありましたが、これから荷台マットを敷いて使うのでそこそこ費用のかかる傷取り&下地処理までは行わなくて良いとの意向で、簡易的な処理。

荷台マット5mm厚を敷いて完成です♪

マットは3mm厚ではなく5mm厚がオススメです。

たった2mmの違いですが、何年か使用後の状態を見てきた限りではその差は歴然です。(もちろん荷台の使い方にもよりますが)

怪しいメーカーのものは5mmでも失敗したとの声も聞くので、純正又は社外でも定評のあるものが良いかと思います。

以上、ご依頼ありがとうございました☆

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KFエンジンのオイル漏れ修理、ついでにコレも

L385の車検時に、ユーザーさんからエンジンオイル漏れしている事を聞いておりまして、

点検して見ると、、、

見事なオイル漏れ

漏れてる箇所をよく観察してみると、ヘッドカバーパッキン付近でもクランクシール付近でもなく、

画像じゃ判りづらいですが、、、

ヘッドガスケット付近からの漏れですね。

この症状は特に初期モデルのKFで同様事例が多かったのでメーカー保証延長(新車登録時から9年)になっているのですが、

今回の車両は残念ながら10年以上経過で対象外なので有償修理です。

ヘッド外す作業って付帯部品もそこそこ外しますので、
新品エンジンならともかく、10年10万km以上の車両でヘッドガスケットのみ交換して終わりなんてのはかなりのハイリスクなので、

ユーザーさんと相談して必要に応じてO/Hする事に。

まずはサクッとエンジン降ろして、

かなり漏れてますね。
おお、ほぼ予想通りのピストンヘッド

個人的にこの状態からピストン外さずに戻すなんて非常に勿体ないと思いますし、この先オイル消費しだして燃費も悪くなっていくのが予想出来る感じの状態なので外す事に。

ほうら、やっぱり♪

特にオイルリングがガッチガチに固着してました。

大元の原因はピストンのオイル穴が小さい事で油路が詰まりやすい事だと思ってますが、
オイル交換のサイクル、又は使用オイルによってかなり左右されると考えてます。

まさに、これからオイル消費量多くなってくる状態ですね。


まあ、とにかく作業の大半の時間は洗浄ですよね。

キレイに洗浄しないと部品の測定や良否の判定が出来ませんし、汚れたまま組むのは気持ち悪いしで洗浄するんですけれども、

さっと終わるものもあれば、めちゃくちゃ時間のかかるものもあります。

オイルリングは殆どが外す時にあっさり折れてしまう感じで脆くなってます。
シリンダは軽くホーニング
オイルポンプ周り
部品を選定して組み付け。
ヘッドも




バルブのステムシールも交換
チェーンは限度値内だけど少し延びてるので交換。
後でまたやるの面倒ですしねw
水回りのホースももれなく膨らんで再使用はリスク高。


タービン周りのガスケットも一新♪
ウォーポン、プーリーも。
忘れちゃいけない、CVTのインプットシールも交換。
交換せず組んでから漏れたらショックな部分ですね(KF搭載車はまだマシですがw)

ヒーターホースも、結構ぶよんぶよんになってて密着性低下してるんですよ♪

事実上、ほぼO/H的な内容になってゆきますが、

結局その方が色んな意味でお得になるケースが多いと感じます。


組んで、テストして、車検更新して、

ご依頼、ありがとうございます♪








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完全に千切れている個体をよく見かけるカプチーノ

のデフマウントの交換と機械式LSDの組み付けです。

今回のも完全に千切れていて、スロットルをON-OFFした時のデフの動きが凄く多い状態でした。
古いマウントを抜いて
軽くブラスト処理
デフケースも、
軽くブラスト処理
前側のマウント交換は自作のカプチ・デフマウント専用SSTで。
持ち込みされたモンスターのマウント
軽く塩害防止塗装をしてマウント組み込み
LSDはCUSCO製をお持ち込み
各ボルトやベアリング、オイルシールも新品交換してバックラッシュと歯当たりの点検&調整
OKだったので組み込み。ココだけやたらキレイになりました(^^;
忘れがちなブリーザーホース&キャップも交換。

ホースは大概ヒビ割れてます。
たったこれだけの長さのホースですが、長尺で届きます。


後は試運転をしてOKなら完了です♪

ご依頼、ありがとうございます☆

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車の印象

を大きく左右するのが、

ヘッドライトが綺麗かどうか。

今回はL880Kの新品オーダーです。



やはり新品は良いですね♪
両目ともパッチリです♪

ただ取付するのではなく、傷やレンズの劣化から守る世界最高峰のプロテクションを施してから取付します。

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BNR32リフレッシュメニュー その1

あまり露出していませんが、

ずっとご依頼の多いのがR32〜R34スカイラインやS13〜S15シルビアなどの、20〜30年前の日産車のリフレッシュ系。

今回もBNR32です。

走行2万kmのVスペ。

走行距離は正真正銘少ないですがアッパーリンクにガタが出ていました。

26年は経過してますものね。
フロントは比較的部品点数が少なく作業時間的に助かります(^^;
リアはマルチリンクなので、アームもブッシュも点数多いです。
ハイキャスB/Jも定番のブーツ破れ。
スタビのコネクションロッドとブッシュも年数劣化ですね。
ブッシュの厚みがこんだけ変われば、スタビが本来の仕事量をこなせるようになりますね。
ナックルのブッシュも全て抜いて
ブラスト処理してから
NISMOブッシュとハイキャスB/Jも交換。
ショックのブッシュのみ組込向きがありますね。
組込。
あらゆるボルト&ナットは錆腐食で固着やネジ山に生成物が出来てスムーズではありませんので、修正したり交換したりです。
ドラシャのスプラインやネジ山も修正してスレコン塗布、スルスルにしておきます。
バックプレートは錆腐食で見た目もボロボロなので、スッキリ新品交換します。
全て仮組みして1G締めします。

アライメント調整もして実走行して見ると、

まあ何と乗り心地が良くてフィーリングも良い事♪

室内も静かで安心感のある感じ、好きな組み合わせです。

ご依頼、ありがとうございます。

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うっかりしてた! L880Kの最終モデル

エンジンチェックランプ点灯、「おそらくO2センサーっぽいので交換お願い出来ますか〜!?」っと。

880のO2は良く使うので大体は在庫ありますし、もしO2じゃなくても距離的に交換しておきたいとの旨なので即答OKしたんですが、

ウッカリしてました。

この車、

コッチの方で在庫してませんでした。

純正定価(税抜)で、

台数多い方は

・フロント  5,500円
・リア    6,500円


この画像の方は、

・フロント  26,400円
・リア    25,400円

です。

1個につき約2万円差、

1台分の税込合計だと、

13,200円と56,980円で、

43,780円差ですねw

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新品 JB-DET エンジン

最近オススメの、

JB-DET 新品エンジン(パーシャル)入荷しました☆

画像の説明
到着後

画像の説明
この開封の瞬間は最高♪

この瞬間を体験させてくれる方を随時募集してますw

画像の説明
う~ん、いつ見ても幸せです♪

最近はO/Hやリビルトよりも、圧倒的な理由で新品をオススメしています。

ありがとうございます。

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今はCVTすら時代遅れだぜ~♪ なんて(^^;

大して新車販売に力を入れているつもりのない当社ですら、

複数台ユーザーさんがいるバカ売れ日産e-powerシリーズ。

当社もノートe-powerデビュー直後にデモカー導入してましたが、

走り、使い勝手、維持費、等々、

ハッキリ言って悔しいぐらい用途にジャストフィットしましたw

熟成されたオーソドックスな技術と、新技術とがうまくマッチしてる印象ですね。

エンジン発電時のあの特有の「キーン」て感じの音が苦手ではありますが、、、

そんなe-powerオーナーの大半が行っていないであろう(知られていないだけ!?)、

「ギアボックスオイル」交換です。

従来のCVTやATに該当するユニットのオイルですね。

モーター車ならではの構造なので、

汚れ具合とかどんなものか、ちょっと興味出ました。

開始前に少しリサーチ。

メンテナンスノートや新型車解説書、サービスマニュアル等を見ても、

エンジンオイル以外の油脂類はオイルの種類と量と交換方法は記載されているものの、

交換時期は目安が書かれていない(発見できなかっただけかも)

いかにも最近の車らしいというか、これも無交換前提ですかね!?

そうであれば、交換しなくても、「たぶん」なかなか壊れないんでしょう。

まあしかし、どんな油脂類も使ってりゃ汚れるし性能は劣化するし、

何よりドス黒いオイルが循環してる感じが気持ち悪い(^^;

「血液がドロドロでドス黒くても死にはしませんよと言われたとしても、確実に寿命は短くなってそうだし気持ち悪い」

みたいな感じでしょうかw

しかも、

慣れてない車とか交換リスクが高いと感じる車とかは、

「メーカー指示どおり無交換で良いんじゃないですか!?」

なんて適当に言って逃げる事もありますけど(笑)、

これは解説書とか構造図とかを見る限り(大して理解出来る頭脳してませんがw)、

従来のMTオイル交換と同じ感覚で良さそうと判断。

今回はNOTE e-powerのNISMOです。

NISMOの増加率パないです。

前置きが長くなりましたが交換です。

画像の説明
うえっ!! 

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黒っ!!

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同じ距離のATFやCVT-Fよりもはるかにドス黒い!!

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ドレン側だけでなくフィラー側のプラグもマグネットつきですが、

フィラー側にまで金属粉たっぷりなんですけど(^^;

画像の説明
う~ん、想像の上いきました。

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キレイにして、

画像の説明
ガスケットも交換

画像の説明
新油注入。

純正なら日産マチックフルードSが指定ですね。

同じ12NOTEでも、

CVT車はフルード全容量約6.9Lに対して、
e-power車は約1.9Lでした。

画像の説明
透き通ったキレイな赤い血が復活です♪

走りや燃費が変わるのか知りませんが、

膿が出た気分ですね♪

いやぁ、ギアボックスオイルは交換しとこうw

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