やはり基本であり重要なもの

オイル消費が激しくなったKF-DETエンジン修理のご依頼です。

入庫時、既にレベルゲージに付かないぐらいの量。
フィラーキャップを開けて見ただけでも原因はおそらくアレで間違いなさそうです。

抜き取ったオイルが汚れ過ぎていた時点で「あぁ」となり、オイルパンの底を見てほぼ確定。

案の定、ピストンリングは固着しオイル穴も全て詰まってました。
KFでこうなっているとバルブガイドも心配です。後でヘッドもバラして点検ですね。

長らくオイル交換がされていない上に、用途に合ってないものが使われていたんじゃないかと思います。でも用途に合わせて選ぶって、大半の方が面倒だしよく分からない部分かと思います。競技用オイルを街乗りで使うと弊害が出たりもするので、「金額が高ければ安心」とはならないのが、より理解しづらい点かと思います。

軽のエンジンは要求される諸条件がとても厳しいので、オイル交換の重要度は普通車よりも上だと思ってます。

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フェラーリ 348tb 片バンク不調、半ドア症状、他

エンジン不調と、半ドア状態になりドアが閉まらなくなってしまう症状の修理ご依頼です。

定番の片バンク不調です。

ヒューズやリレーの接触不良など簡単に点検できる所から始まり、エアフロやIGNコイルなど電装品もテスターでチェック。電圧はちゃんとかかっているものの、どうも燃料ポンプが動いてなさそう。

しかし、最終的は作動判断は結構コレに頼ります。聴音機。

当たりです。左は作動音がするものの、右は全くしません。

ポンプ以外にも、ハーネスのターミナルブーツもボロボロでした。

ポンプ取り寄せ。60mmが付いていましたが、今は53mmしかないとのこと。純正53mmポンプが1個11万円ほどですが、今回は代替品でそこまではしません。
仮に純正使っても、大して耐久性良くないので同じだと思っています。。。(違ってたらごめんなさい)

あと、やった事はないですが加工して日本製ポンプにした方が圧倒的に長持ちするんだろうなぁとは思います。

ポンプ径が変わるのでポンプガスケットも変更です。
約29000円×2で58000円ほどでした。

今回、一番割高だと感じたのがこのOリング。1個21500円ぐらいでした。。。
(ポンプ2個なのでOリングだけで43000円ほど。。。)



日本のメーカーで調べて、燃料用でバッチリ使えるものを探出しました。
1個数百円レベルで済む上、おそらく(この当時の)フェラーリ純正よりも高品質なんじゃないかと思います。特に燃料系や電装系をはじめ、ベルトやベアリングなど日本製に置き換えられるものはどんどん置き換えたいです。

ターミナルブーツはフェラーリ純正を取り寄せましたが、これも日本製の方が良かったかも。ま、経験を積んでいきます(^^;

続いて半ドア症状の修理です。

ドアハンドルからアクチュエータに繋がるワイヤーが固着していたのが原因でした。

内部の錆でワイヤーが固着していました。

純正は廃盤なので、今回は汎用ワイヤーを加工して修理しました。
とてもスムーズな作動となりました♪

ついでにエンジンオイルとミッションオイルのご依頼も追加。

オイルタンクとオイルパンの2ヶ所から抜き取ります。オイルタンクのドレンボルトは規定トルクでの締め付けよりも、感覚を重視した方が良いと聞きました。確かにそんな感じですね。それは得意分野です♪

エレメントは純正を取り寄せ。フェラーリ専用!?のSSTがハマる形状ですね。

エレメントを外すとどうしてもオイルがミッション周りに溢れます。

養生して、

洗浄。

ミッション周りも、

洗浄♪

オイルは油温を上げて調整していきます。
今回はトータル11Lほどで丁度となりました。(抜き取り方とかで差が出ると思います)

続いてミッションオイル。かなり汚れた色です。

ミッションオイルの交換歴をお聞きした所、前オーナー様がお店に依頼して交換したとの事でしたが、その時の距離や年数にしては汚れ方が酷い。。。安易に断定は出来ませんが、経験上実際は交換されていないと感じました。。。

ミッションオイル量も規定量は4Lほどのようですが、信用していません(笑)
ゲージを見ながら実際の油量調整を行います。

なんだかんだありましたが全て完了し、エンジン始動。

ミッションオイルだけじゃなく、シフト周りのリンクやワイヤーにグリスアップした事もあり、シフトの入りもかなり改善されました♪

V8シングルプレーンの、フェラーリならではのとても美しいサウンドが復活♪
クラシックフェラーリは手間のかかる事も増えていると思いますが、やはりこの音を聴いただけで全てが吹き飛び、喜びを感じてしまいます♪

このエンジン音を軽でも手に入れたら面白いだろうなぁw

ご依頼、ありがとうございました。

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1万社以上の中から選ばれたのか分かりませんが

「第21回国際オートアフターマーケットEXPO2024」に於いて、株式会社インターサポート様のブースにG-SCAN導入企業の一例としてロゴが掲載されました。

1万社以上の中から、当社ロゴがブース展示に選ばれた!?のは素直に嬉しいです。
ありがとうございます♪

G-SCAN tab をメインに、ほぼ毎日使ってます。

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ポルシェ986 Boxster 修理

エンジン始動不能によりレスキュー。

スターター、オルタ、バッテリーなど複合要因でした。

リビルト品で対応。

ご依頼、ありがとうございました☆

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L880K 車検

継続車検のご依頼です。

ブログでは殆ど投稿してませんので近年知っていただいた方の中にはイメージがないかもしれませんが、昔から継続車検はずっと日常業務です。

面倒くさい(作りがテキトー過ぎるDIY)車も数え切れない程対応してきました。

ただ、時代と共に変化し続けていますので、下手な後付けパーツや配慮のないDIYはご遠慮ください。

前回車検通ったからといってずっと通用する時代ではないです。時代の変化ですのでゴネるのは損しかないです。特にシートなど必要に応じて新しく買い換える覚悟も必要です。

ご依頼、ありがとうございます☆

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HA36S ALTO WORKS

メンテナンスのご依頼です。

ご依頼ありがとうございます☆

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L880K リフレッシュ

あまりアップしていませんが、コンスタントにご依頼いただいているリフレッシュメニューです。先ずは分解前の試乗&コンプレッション測定から。

エンジンとトランスミッションの間からオイル漏れがありました。
クランクシール、オイルパン、インプットシャフトなどから漏れている可能性が高いですね。

AT周りも長年のオイル汚れがこびり付いています。

先ずは各部の洗浄から。

ATFの状態は比較的良さそうです。

コツコツ進めます♪

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BMW M40d メンテナンス

オイルは日本国内基準のものは絶対使用しないでくださいとの事で、純正を取り寄せました。

欧州との規格の違いで、アレが一発で詰まるんですね。なるほど。。。

ご依頼、ありがとうございます☆

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ムルシエラゴ LP640 オイル交換、他

先週のアヴェンタに引き続きムルシです。

エンジン下部はカバーで覆われていない事と、ドレンボルトの本数が合計3本なのでアヴェンタより抜取りはラクですね。

ただし、、、

オイルタンクのドレンボルトはアンダーカバーに覆われていてサービスホールはあるのですが、サイズが小さくオイルがカバーに付きそうな事と、他のナットと共周りして捩ってしまいそうなので左側のアンダーカバーは外します。

これで抜取りしやすくなりました。でもステーを捩っては大変なのでベースナットをしっかり保持しながら緩めます。

撮影は出来なかったので画像では分からないですが、最初は少し水が出てきました。距離を走っていなくても長く交換していない場合は要注意ですね(汗

ドレンボルトにもその跡が見てとれますね。

ガスケットも全て交換。

オイルエレメントも。

エレメントのサイズも大きいですし、ドライスタートを防ぐ為にエレメント内を新油で満たしてから組付けます。これだけでも結構な量入ります。

オイルの注入口は画像の左奥の方にあり、非常にワイドなリアフェンダーの形状もあり作業者の腰に負担をかけます(笑)

なので、、、

ムルシ専用の

治具を作るべく、3Dスキャンでデータ取りです。。。

オイル量は、9Lだったとか11Lだったとか12Lだたっとか13Lだったとか、色々な情報を見かけますが、抜取り時の条件差とかもあると思いますので、やはり油面調整でゲージに合うまでというのがベストだと思います。今回は12L強入りました。調整方法はラベルがあるので助かります。油温やアイドル時間、エンジン停めてから測定まで、タイマー見ながら進めます。

無事完了です♪
ありがとうございました。


Lamborghini Murciélago LP640

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L880コペン電動ルーフのリビルト油圧ポンプ

エンジン不調の修理ご依頼に加え、電動ルーフの開閉不調(非常に時間がかかる)修理です。

わだちさんのリビルト油圧ポンプで交換対応させていただきました。

正常に戻るとホッとします♪

ありがとうございます☆

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