BNR34 GT-R タイベル交換、他

タイベル交換、他色々とご依頼いただきました。


クランクシールも交換するのでスプロケ取外し。
34も最終型でも20年以上経過していますし、RB系定番の固着です。

磨いてから、対策とまではいかないレベルですが、簡単な処置をして組み付けます。

エンジンフロントカバーの固定ボルト(3本)が1本は折れ込んでて付いて無くて、もう1本はネジ山カジりまくてって、あっさり折れました。。。
無事だったのは1本だけ。

オーナー様に確認すると、過去にタイベル交換歴有り(カムプーリーも調整式に変わってるし)との事でしたので、その時の作業者は絶対分かってたはずです。。。

折れ込んだのは、オイルポンプ(アルミ)のボルト穴。
位置的に、車載だと斜めに折れ込んだボルトの真っ芯にドリルで穴を開けるのはなかなか骨の折れる作業なのと、そこまで精度や熱影響的な事を考える必要がない部位という事もあり、作業時間と精度とのバランスが良い(と思ってる)リコイルにします。

クランクプーリーは予防整備で交換。
ヘリテージでNISMOから出してくれてます。
こないだBNR32用のもオーダーしましたが、32用の方が高いです。
32はP/Sポンプもベルトも違いますしね。

ヘリテージパーツはほぼレスのない商品ですので商売的にはアレですが、30年経って部品が出る国産車ってだけで凄い事かと思いますw



これも予防整備で交換のクランク角センサー。
今や14万円(税別)w



クラセンのダストカバーなんぞも、カチカチに硬化してますので交換です。

そして、オーナー様持込でブリタン(ブリーザータンク)キットも取付。

この絶妙の大きさと取付高さ。

エアが抜けにくいバランスチューブから、常にエアが抜けてくるって構造は好きです♪

ついでにフューエルフィルターと周辺ホースの交換や、

アテーサE-TSのフルード交換。

今回は純正指定(1L缶で3000円強)

3ヶ所あるニップルからフルード交換しますが、フルード注入はこのようなジョウゴが便利です。

ブレーキフルードの交換に加え、クラッチフルードも交換。

忌まわしき純正U字配管付き車なので、U配管全体とレリーズを車体から仮取外しして角度を付けてからエア抜きします。

ココのエア抜きにハマった方にしか理解できない苦労かと思いますw
あのU字配管、害しかないと思ってます(^^;

ご依頼、ありがとうございます。

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