ダイハツFRのススメ

 

ただFRでドリフトしてみたいだけなら最初からFRの車を買う方が合理的。
それも、データもパーツも豊富な車種なら尚更。
しかし、そうじゃない車をFRにして遊ぶ世界が、少数だがある。
さらに、その少数の世界の中でもさらに小数なのが、ダイハツのFR化。
ええ、スズキ勢に比べて少ない理由も何となく予測はついていますし、理解もできます。。。

しかし!! そこを敢えて進もうとするアナタ!!
そんなアナタの為に、ダイハツFR(ベース)にスポットを当ててみました!!

ここでは、FR化やエンジン換装に何かと都合の良い平成10年~15年前後の車両をメインで紹介していますが、高年式車にも十分可能性はあります。

プロバイルにはFRコペンの製作過程により生まれたダイハツFR化パーツがあり、車両持込みでの製作や、制作された車の公認取得もご依頼いただけます。

 

横置きFR(4WD改FR)

4WD車をベースにFR化。フロント・ドライブシャフトを撤去し、センターデフを直結するレギュラーな仕様。フロントデフ以降の負担が4WDよりも増加する事は避けられず、特にトランスファ・トラブルが泣き所だが、熱い方達の努力により対策も進み、多少は実用レベルになってきた感あり。FR化しやすく、状況に応じて4WDやFFにも変更可能。
また、費用は高くなるものの、2WDベースでもFR化可能なので、そう言った意味ではベース車は豊富♪
ココでは、880KコペンやストーリアX4などのパーツが流用しやすいと言う視点から、4気筒のJB-DETを推奨気味です。

ミラ(L710S(V))

ダイハツ4WD改FRの代表格。2ドアも4ドアもあり、車体価格が比較的安い♪ 4WD流通量はジーノより少な目。MTは少なく、ターボ(EF-DET)設定もあるがレア。JB-DET換装例は多いので、最初から換装予定でも良いかも。

ミラ(L285S(V))

(2014年現在)これからのダイハツFRの中心になる可能性のモデル。ターボ(KF-DET)搭載車はCVTのみでレア。JB-DET換装も良いかも。

ミラジーノ(L710S)

何たってオシャレ♪ 良く売れたので4WD流通量も比較的多め。こちらも2ドアも4ドアもあり、MTとターボ(EF-DET)の設定もあるがレア。JB-DET換装例は同じく多い。

ネイキッド(L760S)

一風変わった雰囲気を出したければコレ♪ 4WD流通量はミラとジーノの中間くらい。MTのターボ(EF-DET)も比較的出回っている。

オプティ(L810S)

軽で世界唯一のトランク付き4ドアハードトップ。独立トランクでボディ剛性も高め♪代償は後部座席の狭さか。 4WD流通量が少なく、MTとなると絶望的。最初っからエンジン&ミッション換装前提で考えた方が〇 2WD限定でJB-DET設定あり

ムーヴ(L910S)

横転しやすさが心配だが、ドリフトすれば注目度抜群♪ダイハツのトップセールスだけに4WD流通量もダントツに多い。少ないがMT&ターボも選択可能。AT限定でJB-DET設定あり。

MAX(L960S)

内装はムーヴより豪華。4WDの流通量もそこそこあり、初期の頃はターボ&MT&4WDの設定もある。センターデフにロータリーブレード採用車があるので、パーツ選択も含め注意が必要。AT限定でJB-DET設定がある。

エッセ(L245S)

純正で4WD&5MTの設定はないが、MT化するか2WDのMTを4WD化すればOK!! リアデフは旧規格のものを加工移植して機械式を投入。そうすれば、流通量は豊富で車両価格も比較的安め。JB-DET換装がおススメ♪

ストーリアX4(M112S)

ラリー競技ベース車として非常に高いポテンシャルを持つX4。713ccながらノーマルで120PSとFRドリフト仕様には十分なパワーを持ち、リアに機械式LSDも標準装備している4WDのため、ドリフトセンターデフとトランスファの強化だけで即ドリ仕様という、実は最もローコストでFRドリフト仕様が作れる車。
しかし、限定で800台ほどの台数しか出ておらず、希少性もあり近年では程度の割に車両本体価格が高騰気味。
また、JC-DETエンジンの部品代も年々高騰しており調達も難しくなっているため、壊した時はそれなりの覚悟が必要。ただし、JB-DETと基本を共有するためコンバートという手段もアリ。

ブーンX4(M312S)

スト4と同じくハイポテンシャルの競技ベース車。ノーマルで133PSとこちらもFRドリフト仕様には十分過ぎるパワーを持つ4WD。しかし、リアの機械式LSDは標準ではなかったのでオープンデフの場合は変更が必要。また、トランスファは4型だがドリフト目的なら3型への交換を強く推奨。
スト4と同じく限定希少車のため、車両本体価格が比較的高い。
また、JC-DETと同じくKJ-VETエンジンの部品代も年々高騰しており調達も難しくなっている。ミッションもASSYで60万円超(2015年時点)と、このクラスでは異例の高額。壊れた時は相応の出費か、別ものへコンバートするなど覚悟が必要。

縦置きFR(4WD)

言うまでもなく、元々エンジン縦置きレイアウトのFR(4WD)。後輪への伝達にトランスファを介さない為、横置きFR最大の懸念要素「トランスファトラブル」とは無縁♪メーカー設計レイアウトなので、修理も含め何かと都合も良い♪

ただし、採用されているのは重心が高めの車ばかりである、、、。
車重や整備性を優先すると2WD、積雪地域での実用性や流通量を優先すると4WDといったところか。

テリオスキッド(J131G/J111G)

ロングセラーだったので流通量は十分。2WDと4WDの比率は半々で、MTになると圧倒的に4WD率が高い。エンジンはターボ設定のみだが、インタークーラーの有無(EF-DET/EF-DEM)に注意。

ハイゼット・トラック(S200P/S210P)

何と言っても無限の流通量(笑) ターボ設定はないが、MT比率は極めて高く、2WDなら4WDよりかなり割安。ホイルベースが短くコントロールが一番忙しいかも(^^;) しかし、近年の軽トラブームでパーツや車作りが充実しつつある事と、実用性と積載能力は言うまでもなく◎

ハイゼット・カーゴ(S200V/S210V)

トラックよりも流通量はかなり少ないが、長いホイルベースで安定感が良く穴場的な車かも♪ 2WDのAT比率が高いが、MTも選択出来る程度には出回っている。MTターボ設定もあるが超レア。雨に濡らさず荷物を積むなら、コレ以上は無い♪

アトレー/アトレー・ワゴン(S220V/S230V,S220G/S230G)

ハイゼット・カーゴとほぼ同じ内容、流通の仕方だが、ターボ比率はこちらの方が高め。(ただし、MTとなると少ない)

FRコペン

ハイ、出ました。
ハイ、ゴメンナサイ。
そう、コペンにはFFしかないのですが、プロバイルが世界で初めてFR化しました。

メリットは、、、
とにかく目立つ!! オシャレ!! 高級感溢れる!!
エンジン縦置きと横置きがありますが、ココでは再現性の高い横置きを推します。

L880K (JB-DET)

L880K (K3-VE2)

LA400K (KF-VET/5MT)

LA400K (KF-VET/CVT)

いやね、最初からjJB-DET又はKF-VET積んでるし、4WDにもFFにも切替の出来るFR。
しかも電動開閉ルーフって、最高やん♪

けっこう向いてると、思うんですけどね、ハイ、、、。

ダイハツFR化パーツの詳細はこちら

ダイハツFR車(FR仕様)比較一覧

平成10年~15年前後の車にスポットを当てています。
全てMT車が前提としての内容です。

車種 型式 FR化費用 パワーアップ費用 ホイルベース
(mm)
積載性 意外性
ミラ(ジーノ)

L710S(V)

安め ベースエンジン次第 2360
ミラ L285S(V) 安め ベースエンジン次第 2490
オプティ L810S 安め ベースエンジン次第 2360
ネイキッド L760S 安め ベースエンジン次第 2360
ムーヴ L910S 安め ベースエンジン次第 2360
MAX L960S 安め ベースエンジン次第 2360
YRV M211G 安め 普通 2370
ストーリアX4 M112S 安め 安めと言うか、必要なし 2370
ブーンX4 M312S 安め 安めと言うか、必要なし 2440
テリオスキッド J131G
J111G
タダ ベースエンジン次第 2420
ハイゼット・トラック S200
S210
タダ ベースエンジン次第 1900
ハイゼット・カーゴ S200V
S210V
タダ ベースエンジン次第 2420
アトレー S220V
S230V
タダ ベースエンジン次第 2420
アトレー・ワゴン S220G
S230G
タダ ベースエンジン次第 2420
コペン L880K
LA400K
高め 安め 2230 ゴメン

※パワーアップ費用は、パワースライド維持の容易さと駆動系にかかる負担のバランス点だとプロバイルが考える、おおよそ100~120PS程度にする為にかかる費用の事です。(例、JB-DETやK3-VET(2)スワップ、ブーストアップ、タービン交換など)

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